nanaたー坊 うつ。そのさきへ

nanaたー坊 うつ。そのさきへ

うつ病を克服するため前向きに生きるアラフォーたー坊の趣味ブログです。

電気屋になろうか迷っているあなたへ  ー建設業界の電気工事業ー

f:id:nana-eletec:20180609003437p:plain

こんにちは! たー坊です。(^^)

 

僕は自営で電気工事屋をしています。

人間が生活していくうえで必要不可欠な電気。

その電気を世の中の人々にとどけるために工事をしています。

電気工事業界といっても範囲が広いので、今回は僕が見た建設業界の中の電気工事業の内側を書きたいと思います。

 

先に言っておきますが電気工事業は今でも3K(きつい・汚い・危険)です....(^^;

 

目次

 

 

略歴

工業 高校を卒業して住宅の設計事務所に入社しましたが8か月で退社して、電気工事会社を経営している叔父に誘われて電気工事屋になりました。

3年ほど先輩に付いて電気工事のノウハウを学びました。

それからは小学校の体育館や工場、スーパーマーケットの新築に伴う電気工事の責任者を任されてそれぞれ現場を竣工させてきました。

そして13年前、病気を機に叔父の会社を退社してから自営で電気屋を始めて今に至ります。

 

《建設業界》

建設業は製造業の中では少し特殊で、工場で製品を製造するのではなくて建物を建てる場所にさまざまな職種の作業員が集まってひとつの建物=製品を作ります。

天候に影響されやすく工程管理が難しいという特徴があります。

 

 

《現場の1日の流れ》

現場によって多少の違いあると思いますが朝8時に作業員全員が集まって朝礼をしてから作業を開始します。10時と正午、15時に休憩をとって17時に作業を終了します。

会社員の場合、一度会社に集合してからみんなで乗り合わせて行くことが多いです。

ですから、現場での朝8時の朝礼に間に合わせるために必然的に起床の時間が早くなります。

これが[職人は朝が早い]と言われるゆえんですね。

帰宅時間も現場で作業を終えてから会社に戻りそれから帰路につくので遅くなります。

 

《電気工事に従事する人》

電気工事とひと言でいっても、たくさんの人がかかわっています。

仕事をもらってくる営業担当。

それ仕事を設計する人。

できた設計図をもとに施工図をつくり現場を管理する現場代理人

その施工図をみながら実際に作業する職人=電気工事士

と簡単に分けてもこれだけの分野にわかれます。

そのなかでも現場の実務を担うのは現場代理人と職人です。

 

《現場代理人とは?》

簡単にいうと現場監督です。

主な仕事内容は現場の工程管理や品質管理、安全管理をします。

・工程管理 着工から竣工、引き渡しまでの工期の管理にくわえて毎日の作業工程や他業種との調整、材料などの現場への搬入の調整をします。

 

・品質管理 出来あがったものまたは現在作っているものが法令や設計図の求めている品質を満たしているか管理します。

 

・安全管理 現場の危険な箇所や作業手順のなかで危険と思われる工程を事前に予測して必要な策を講じて作業員の安全を守ります。

 

《現場代理人の実情》

職人のように肉体労働ではありませんが、はっきり言ってきつい仕事だとおもいます。

 

それは仕事量も多く拘束時間が長いからです。

 

日中は職人とその日の作業の打ち合わせや段取りをしたり、他業種との調整をして職人がスムーズに仕事ができるようにします。

 

そのあい間には現場を巡回して作業状況の確認をしたり危険箇所がないかチェックしたりします。

 

そして職人が帰ってからようやく自分の仕事ができるようになります。

 

施工図面の作成に修正やいろいろな事務書類の作成、次の日の打ち合わせに段取りなど仕事量は膨大にあります。

 

当然のように帰宅時間は遅くなり現場が忙しくなると日付が変わることも多々あります。

 

そして仕事の多さから休日出勤もかなりの頻度であります。

 

新卒で入社してきても、そのきつさからすぐに辞めていきます。

 

現場代理人を目指すならけっこうな覚悟がいると思います。

 

しかし自分のかかわった建物が出来上がったときの達成感はなんとも言えないものがあります。

 

達成感、やりがいという点では素晴らしい職業です。

 

 

《職人=電気工事士とは?》

現場代理人からあたえられた施工図をもとに実際に作業をする人を職人と言います。

 

電気工事の中には法令で定められた資格(第1種、第2種電気工事士)が必要な作業があります。

 

電気工事というと照明器具やエアコンを取り付けているのを想像するかもしれませんが実際の作業内容は広く、ペンキを塗ったり穴を掘ったりとなんでもします。

 

《職人=電気工事士の実情》

3K(きつい・汚い・危険)の職業です。

そして建設業界内では仕事の性質上、比較的に立場が弱いです。

 

まだ建物ができていない屋外で作業するので気候や天気の影響をまともにうけます。

 

暑い日の重労働や雨や雪が降る日の外での作業などきつい仕事もあります。

 

現場内は、ほこりが多くマスクをしなければならないときもあり、きれいではありません。

また高所での作業や活線(電気が通っている状態)の作業など危険な作業もあります。

 

そして工期がせまってきて残業が増えたり休日がないなどで心身ともにきついこともあります。

 

しかし、電気を送って照明器具が灯って暗かった現場が明るくなったときはそれは嬉しいものです。

やりがいを感じる瞬間です。

 

また、ノウハウを身に付けて独立開業することもできる夢のある職業でもあります。

 

電気工事業で独立を考えているあなたへ ー個人事業主のすすめー - nanaたー坊 うつ。そのさきへ

電気工事《施工失敗事例》 失敗から学ぶ - nanaたー坊 うつ。そのさきへ

《まとめ》

電気工事業をふくめた建設業界の労働環境はいまだに3K(きつい・汚い・危険)で、はっきりいって良いとは言えません。

それに残業時間や休日日数など労働基準法を守ることがむずかしく厳しい業界だと思います。

そんなこともあり建設業界に入ってくる人材は減ってきています。

特に職人になる若い人は少なくなり深刻な状況です。

現在の建設業界を良くするには労働環境を改善し賃金を上げることが求められます。

 

しかし電気工事業はやりがいもあり素晴らしい職業です。

自分たちが関わった建物が形になって何十年と残ります。

 

厳しいことばかり書いてきました。

しかし残念ながら本当のことです。

新しく電気工事業の世界に就職を考えている人に後悔してほしくないという思いで書きました。

 

 

みなさん、電気屋になって一緒にはたらきましょう!(^O^)/